Notebook Webでタグ「150-600」が付けられているもの

これまで写真と言えば、花と風景でしたが、昨年より天体撮影にも手を出し始めました。

やるからには、ある程度まともな写真が撮れるように取り組んでいきたいところですが、天体用の機材は大きく、まともに揃えると置く場所がありません。
そこで、まずは手持ちのレンズを望遠鏡代わりにすることとして、長時間露光を可能とするために、赤道儀を購入することとしました。


1) 赤道儀:Vixen APフォトガイダー

非常に悩みました。
 
ポタ赤と呼ばれるコンパクトな赤道儀があり、当初はポタ赤の小ささや可搬性の点に魅力を感じ、いろいろと比較をしていました。
 
その上で、知人にユニテックのSWAT200を借用し、実機で撮影しました。
30秒の露光でも追尾(赤道儀)の有無で仕上がりに違いが出るものですね。

星空(SWAT200)


2晩も使うと、自分なりの課題点がすぐに見えてきます。
 
赤道儀を使うにあたって、赤道儀の軸を北極星に合わせる作業があります。
SWAT200の極軸は外付けタイプになっていて、ファインダーが覗きにくく、初心者の私はこれに一番苦労しました。これをなんとかしたい。

ポタ赤は、どれもほぼ同じような形状となっていますが、APフォトガイダーは軸の中にファインダーが収納されており、これを簡単/正確に行うことができます。魅力的なポイントです。

 
一方、APフォトガイダーと同額あるいは安価に、より多機能な赤道儀を購入することもできました。
例えば、セレストロンのAdvanced VXは自動導入の機能もあり、入門機としてはこちらの方が推奨されます。 
それでもAPフォトガイダーを選んだ理由は、利用できる電源の違いです。

一般的に赤道儀の電源はボックス型のバッテリー(例:CELESTRON Power Tank7)で、場所も運用もそれなりに気を遣う必要があります。
 
APフォトガイダーはUSBモバイルバッテリーで動作する(※)ため、スマホ用のバッテリーがあれば電源を賄うことができました。
この点は非常に魅力的に映りました。
cheero Power Plus 3で動作確認済み。


2) 雲台:SIRUI K-30X

通常の撮影と違い、斜めに機材を支える必要があるため、小型の雲台では力不足になります。
そこで、安価で評判も良いSiruiの中型モデルを購入しました。


3) レンズ:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD(A011)

カメラ用のレンズですが、安価な天体望遠鏡を買うのであれば、このレンズの方が写りが良いと考えられます。
ただし、倍率を上げた撮影はできないため、フルサイズカメラだと最大12倍にしかなりません。
もともと持っていたレンズなので、出費はゼロです。


さて、この機材を使い、撮影した写真が以下です。

アンドロメダ星雲
アンドロメダ星雲.jpg
600mm f/6.3 Nikon D810 ISO3200 75秒

オリオン大星雲
オリオン大星雲.jpg
600mm f/6.3 Nikon D810 ISO3200 30秒


正直、自分が持っていたレンズで、こんなに良く撮れるとは思っていなかったため、仕上がりには驚きました。

APフォトガイダーの北極星の導入のしやすさは格別で、SWAT200の半分以下の時間でセッティングが完了しました。
また、赤道儀そのものの安定性の違いもあり、構図調整もスムースにできます。
初心者から使えるとても扱いやすい製品だと思いました。

夏の夜空が待ち遠しくなります。

大容量Xcenior41で機材を全部運び

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普段、撮影に出かける時は専ら車で移動しています。
そのため、荷物の重さの制約はありません。

・・・が、カメラバックの大きさの制約で、レンズ2本分のスペースに何のレンズを入れていくか毎回悩んでいました。

そこで、大型のバックに機材一式を入れて車に載せておき、現場で必要な道具を見繕って持ち出すような使い方をすることにしました。

購入したのは、VANGUARD Xcenior41 です。

Xceniorシリーズは、VANGUARD社が「持ち運べるスタジオ」と評するシリーズで、厚手の保護素材と抜群の収納力が売りになっています。
Xcenior41は、ショルダーバッグタイプで最大のもので、両手でも片手でも持ちやすい頑丈なハンドルが特徴的です。

Xcenior 全体


ハンドル部には、小型三脚や一脚を挟み込むことができます。

Xcenior 一脚


前面の収納部だけでも収納力は大きく、77mmクラスのフィルターが楽々入るほか、角型フィルターや交換バッテリーなども収納できます。

Xcenior 前面収納


バッグのサイド部にも大きく開く収納があります。
私はレフ板を入れていますが、iPad mini程度なら入る大きさがありますので、他の用途でも使いでがあると思います。

Xcenior 横収納


上蓋を開けると、機材の収納空間が現れます。
とても、とても、広いです。
"詰め込み"をしなくても、レンズ付きフルサイズカメラとレンズ6本が入れられます。
上背もあるので、長いレンズも収納できます。

Xcenior 中全体


TAMRON 150-600mm (A011N) も頭が出ないレベルで収まります。

Xcenior 中


さらに13inchのノートパソコンも余裕で収納できます。

Xcenior パソコン


今までは持っていこうか悩んだ機材が常に持ち運びできるようになったため、撮影チャンスを活かすことができるようになりました。
特にマクロや単焦点など、風景写真メインだと使うかわからないレンズを携行できるようになった点は大きいです。

非常に価値ある製品だと思いますので、収納力あるバッグを探されている方にはぜひ手に取って確かめて頂ければと思います。

マイナーな製品ですので、余り見かけることがありませんが、秋葉原のヨドバシにあります。
2014年9月頃に買いましたが、値段はAmazonが最安でした。
VANGUARD Xcenior41

TAMRON SP 150-600mm と レンズケース

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プロサッカーの撮影機会を頂くことになり、兼ねてから興味のあった超望遠レンズを購入しました。

購入したのは、最近発売されたタムロンのレンズです。
TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD (A011N)

全体


この超望遠クラスのレンズはどれも非常に高額ですが、このレンズは比較的購入しやすい金額に抑えられています。
また、最近のTamronレンズの性能は素晴らしく、このレンズの写りも決して悪くありません。

試写
※望遠端:手撮り

このレンズを購入して、想定していなかった問題に直面しました。
想像していた以上に長かったため、運搬に使えるレンズケースやカメラケースが無かったのです。

下は、AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gとの長さの比較です。

AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gとの比較


もちろん剥きだしで持ち歩くことはできません。
レンズケースを扱っているメーカーで最大のものを選べば入るだろう。
とVanguardのICS L4を買いましたが、見事に入らず、失敗を犯しました。

こうした経験があり、入念に実物で調査を行い、満足に収納できるものを見つけました。
おそらく、普通に探して買える範囲だと、これしかありません。
Lowepro レンズケース 13X32CM

レンズと並べて

内側は厚手のクッションがあり、耐衝撃性は良さそうです。
また、レンズより一回り大きいフードを付けた状態でもスルリと収納できます。
クイックシューを付けた三脚座も綺麗に収まります。
収納口


収納後


レンズケースと合わせて、悩んだのが保管方法です。
防湿庫は持っていますが、このサイズのレンズを入れるスペースはありません。
とはいえ、さらに大型の防湿庫に買いなおすのも気が引けました。

結論としては、本レンズのみを納める防湿ボックスを購入することとしました。

東洋リビング モバイルドライボックス 11L MB-11

防湿ボックス

レンズが丁度収まるサイズです。
この製品の良いところはモバイルドライという乾燥剤が入っていることです。
モバイルドライは繰り返し利用できる乾燥剤で、コンセントで除湿力を復元することができます。

モバイルドライ

コンセント

防湿ボックスは開ける度に、きちんと除湿する必要があり、こうした再利用可能なものは使い勝手が良いです。
旅行に行く際にバッグに入れておくことで、本来の目的である「モバイルドライ」を実現することもできます。


興味のある超望遠の世界でしたが、半ば勢いで購入に至ったところがあります。
収納に関しては全く何も考えておらず、レンズが来てからアタフタしてしまいました。

一通り、気になっていたことが落ち着いたため、ブログにも投稿できました。
今度は、月の撮影でもして、アップしてみようかと思います。

Class10 32GBでこの価格とは。

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