ハイキングの最近のブログ記事


昔から厳冬期に好んで撮影に出かけておりますが、何年か前からはスノーシューを履いて雪原を歩くようになっています。

毎回、レンタルするよりはと思って、中古で購入したスノーシューの課題も見えてきたため、今後のことも考えて買い直ししました。

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これまで利用していたスノーシューは、Atlasの1225というモデルです。
この1225は伝統的な型番で、複数のモデルが存在します。
私のものは、ホームページを探しても出てこないような旧型のモデルですが、
平坦な雪原を歩く分には十分な走破性能があります。

課題になるのは、1点。
坂道で課題がありました。

ヒールリフターが無いため、登りが非常に辛く、
下りは、クランポンで体重を支えられず、滑るのです。
つまり、斜面の走破能力が思いのほか弱かったのです。


ここを改善点として、購入を検討したのが次の3つです。
Atlas アスペクト24
Atlas スピンドリフト24
MSR ライトニングアッセント25


いずれもヒールリフターがあるモデルです。

ライトニングアッセントは非常に定評のあるスノーシューで、スノーシューのエッジが雪に食い込む構造になっており、面で雪を捉えます。
パイプ型のAtlasより、斜面に強いことは見て取れます。

アスペクトは、ラインニングアッセントのエッジの構造に倣い、登攀性能を向上したモデルです。
青いフレームと涙型の形状に心を惹かれます。

スピンドリフトは、アスペクトのバックルをよりしっかりとしたものに変えたモデルで、基本的な性能は変わりありません。


比較検討を行うにあたり、重んじたポイントがヒールリフターの使いやすさと重さです。

まず、アスペクトとスピンドリフトを比較しました。
いずれもAtlasのモデルで、構造も良く似ています。

アスペクトのバックルは、ゴムバンドで靴を締めるような使い方をします。
バンドだけでスノーシューを固定するため、しっかりとしたバックルのあるものと比べると固定力に不安がありました。

ところが、実際に試着してみると隙間無くしっかりと足に吸い付き、型のあるバックルで固定をするスピンドリフトと比較しても、固定力は非常に満足いくレベルにありました。
そして、バックルがバンドになったことにより、スピンドリフトより大幅な軽量化を実現しています。

この時点でアスペクトに軍配が上がりました。
非常に魅了的なモデルです。


次に、このアスペクトとライトニングアッセントの比較を行いました。
Atlasの新型スノーシューは、MSRに似たエッジの構造をしており、旧モデルのように下り斜面でズルズル落ちてくるようなことは無さそうです。

また、踏み出しの際に、Atlasはパイプのテールがグッと下がるため、足運びがしやすくなっています。
見た目も良く、いいモデルを出してきたもんだと思いました。


しかしながら、致命的な欠陥があることがわかり、購入に至ったのはライトニングアッセントでした。

寝ているヒールリフターを持ち上げるのに、かなり強い力が必要で、スノーシューを履いたままでヒールリフターの引き上げをしようとすると、ヒールリフターどころか、スノーシューのテールが上がってしまうのです。
スノーシューを履かないといけないような場所で、スノーシューを脱いで、ヒールリフターを上げるなんていう行為ができるわけもなく、残念ながら購入を断念致しました。


尚、ライトニングアッセントには、22インチのモデルと25インチのモデルがあります。
スペックを見ると、成人男性であれば25インチモデルが最適とされていますが、実際のところは平均的な身長・体重であれば、22インチでも問題が無い。という説明を受け、22インチを購入しています。
サイズが小さい方が取り回しがしやすいからです。

22インチと25インチでは、重さはほとんど変わらず、価格も一緒ですので、お好みで選んで頂ければ良いと思います。

軽登山用リュック

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この夏、現地宿泊を伴うハイキングを計画したため、
先日から、軽くて容量もそれなりにあるリュックを物色していました。

現物とにらめっこした末、購入した品は、deuter futura32。
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高原とはいえ、真夏の長時間活動は体力を消耗します。
できるだけ体にストレスが掛からないものがベストです。

このモデルは、腰回りのフィット感が良く、
バランスが良いことから歩きやすいことと、
背中のエアインテーク機構により蒸れが抑制できるため、
もっとも目的に一致していると感じました。

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見てわかるように、腰回りがウェストに合わせた形状になっています。

この腰の部分には金属の板が当てられていて、
リュックの重さを腰で支えられるようになっています。


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背中のエアインテーク機構は優秀です。

高原歩きとはいえ、真夏ですので、
「涼しい」なんてことは無かったのですが、
背中が蒸れるような感覚はありませんでした。

デイバックであれば、背中が暑くなってきて、
リュックをパタパタしていたに違いありません。


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変わりやすい天気の中を2日間歩くわけですから、
レインコートとスパッツは携行が必須となります。

2気筒のうちの1つを雨具系に割り当てておきました。
濡れそうなものや濡れた後に収納する場合には、
他の荷物と分けることができます。


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初めて軽登山用のバッグを買ったので、
いろいろと驚きが多かったのですが、
一番驚いたのは収納の多さです。
少しでも空いた隙間は収納に化けている気がします。

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一番のメインの収納部分は、巾着形式で閉じる形になっています。
目いっぱい収納して、ぐぐっと締めるだけで固定できるため、
チャックで締めるものと比べると、非常に扱いやすい形状でした。

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なかなか良い買い物をしたと思っています。

欠点らしい欠点といえば、
エアインテーク機構の空間があるため、
見た目の大きさに対して、収納量が少ない点です。

deuterのfuturaシリーズには、
この32Lのモデルの他に、22Lや26Lのモデルなどもあります。
日帰りなら問題ないと思いますが、宿泊を伴う場合には、
このモデルか、さらに容量の大きいものを選ばれると良いと思います。

[ドイター] deuter Futura 32


今回も Amazon で購入しています。
登山用品は店頭だとほぼ定価販売なので、
出費を抑えたい私には心強い味方です。