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先日、VixenのAPフォトガイダーを購入し、天体撮影へ足を踏み出しました。
 
入門機とはいえ、10万を超える機材になりますので、大事に扱いたいところ。
そんなユーザーニーズを汲み取ってか、Vixenでは専用ケースを用意しています。
ビクセン APマウントケース
 
しかし・・・、高い上に作りが華奢でした。
うっかり踏んだらケースが歪みそうです。
運ぶのにはちょうど良さそうです。しかし、守るのには向いていません。
ちょっと買う気になれませんでした。
 
 
APフォトガイダーは、赤道儀の中ではコンパクトなものです。
市販されているハードケースで代替品にできるものがあるのではないかと思いました。

用意したのはこちら。
TRUSCO プロテクターツールケース
ケース外観
 
密封性のあるハードケースの中にソフトクッションが入っています。
クッションはブロック状になっていて、プチプチと切り離して自由に形を作っていきます。
クッション
 
クッションを指で強く引っ張ると、その部分のクッションが抜けて隙間ができます。
これの繰り返しで収納スペースを作っていきます。とても簡単です。
開梱から30分程度でケースが完成しました。

赤道儀本体、ポーラメーター、Starbook One、それと雲台付のスライドがぴったり収納できました。
納めたところ
尚、Starbook Oneとスライドの間は、クッション取り外し可能にしたスペースを作ってあります。
赤道儀駆動用のUSBモバイルバッテリーやケーブルを入れることを想定しています。
 
この状態で4,5回持ち出しをしましたが、中が崩れる様子も無く、出来栄えに満足しています。
車で、三脚がゴロンと転がってぶつかっても安心なケースが用意できました。

ケースでお悩みの方は、TRUSCO プロテクターツールケースで自作することをご検討してみてはいかがでしょうか。
 

高精細な液晶に惹かれ、第三世代 iPad (New iPad)を購入しました。

動機は、デジタル一眼で撮影した写真を出先で確認する手段として。
つまり、Camera Connection Kitを使ったデータ取り込みと高精細液晶が決め手です。


画面の綺麗さや処理の速さは必要十分で、目的は達成されたといえますが、
思いもよらない点で大きな不満が出てきました。

Camera Connection Kit で取り込んだ写真を消す手段が限られているのです。


EVOやら、XOOMやら、Androidに慣れた身としては、
取り込んだ写真はサクッと消すこともできるのだと思っておりましたが、
中々どうして、iPadのファイル管理のポリシーは使いにくいとは言い難く、
取り込んだ写真の削除には面倒が付きまといます。

限りある方法のうち、2つをご紹介します。


1) Macを使って削除する。
効率よくデータを削除するにはMacの所持が不可欠です。

取り込んだ写真を一番簡単に削除する方法は、
MacとiPadを繋ぎ、「イメージキャプチャ」を立ち上げて、
写真をiPadから読み込んだ後に削除するオプションを付けることです。

では、iPad単体で削除したい、という方は
どうされるのでしょうか?


2) iPad単体で削除する
Macを持っていない人は、iPad単体で削除するほかありません。

「写真」アプリを立ち上げて、写真を一つ一つ選んで削除します。
100枚消したければ、100回タッチします。
この面倒くさい作業をユーザに強制しているあたり、
Mac持っていないやつはMac買えという意味なんでしょうね。

MacもiPadもiPodも持っている私ですが、信者ではありません。
ハッキリ言って、こんなことはやってられないので、
複数ファイルを効率よく削除する方法を探してみました。

すると、こんな投稿が見つかります。
「写真を一つ選んで、長押しした後に指を滑らせると、素早く複数のファイルを選択できる」

なるほど、フォルダごと削除はできないとしても、
複数のファイルを簡単に選択できれば、削除の手間は激減します。
早速、やってみました。


そして、なんと・・・。できませんでした。

指に引きずられて、画面がゆらゆらと揺れ動くばかりです。
複数のファイルを選択できる気配すらありません。

もう一度、同じ記事を読んでみると、この手を試したのは、iPad2。
他の同じような投稿もiPad2です。

OSがバージョンアップされた際に、この手は禁じ手になったのかも。
と思ってあきらめていました。


・・・が、偶然、この指を滑らせて選択する方法を発見しました。

2本指でやるんです。

1本指でやるのではなく、2本指でやると実現できます。
Appleは、いつの間にか仕様を変えていたようですね。

New iPadでこの問題に悩んでいらっしゃる方は、
ぜひ2本指で試されて下さい。


P.S.
Camera Connection Kit では、
USBカードリーダでデータを取り込みしましたが、
どうやら、この組み合わせも相性があるようです。

私の試して動いた組み合わせは次の通りです。

BUFFALO カードリーダー/ライター 43+7メディア対応

Apple iPad Camera Connection Kit

SanDisk Extreme CF コンパクトフラッシュ 16GB 60MB/Sec. SDCFX-016G-J61

QNAP 219P+を買いました。

もともとNASは持っていましたが、
便利な反面、データが集約されるため、
NASが故障した場合のダメージが大きい
というリスクを抱えていました。

そこで、今回はHDDを2台搭載して
RAIDが組めるNASの購入に踏み切りました。


購入に当たって悩んだのは、どのNASを買うか。
QNAPの他にもThecusやAcerなどが魅力的なNASを出しています。

いろいろ比較したものの、放熱性などのハードウェア面や
GUIに始まるソフトウェア面での比較も決め手にならず、
結局、製品としての完成度が高いという口コミを信じ、
QNAPのNASキットを買うに到ります。

尚、バッファローやIO-DATAからも
廉価なNASが発売されていますが、
今回は検討から外しています。

IO-DATAは転送速度が速いモデルが無いこと、
バッファローは以前RAIDの復旧に失敗するという
NASとして致命的な欠陥のある製品を発売している前科があり、
この領域ではとても信用に足らなかったからです。

さて。というところで、買ってきました。
秋葉原のクレバリーで、39,770円です。

NAS001.jpg

HDDは、普段であれば、廉価なバルクを選びますが、
RAIDにバルクは本末転倒なので、パッケージを選んでいます。
また、事前にQNAPのサイトを覗いておいて、
互換性確認が取れているモデルを選びました。

尚、私は秋葉原へは会社帰りに寄れるので、
わざわざ立ち寄って購入していますが、
そうでない方や重たいものを持ちたくない方は
ネットで買うのも良いと思います。

こういうものは大体Amazonが安いです。
2010年12月末時点では、3万9000円台でした。

それでは開梱してみましょう。

NAS002.jpg

筐体は全面金属性で、手で持つとひんやりします。
放熱性や剛性は非常に高いと感じました。

ディスクアレイはハンドルをグッと引っ張ると抜けます。

NAS003.jpg

HDDのマウンタも厚みのある金属板でできており、
放熱性は非常に高そうです。

NAS005.jpg

ここにプラスドライバでHDDを固定します。

NAS004.jpg

固定できたら、ケースに収めて作業完了です。
10分掛かりませんでした。

NAS006.jpg

次はファームウェアのセットアップです。

同一セグメント内で使われているIPアドレスがわからない!とか、
ルータやNASのIPアドレスを忘れてしまって管理画面にアクセスできない!とか、
会社ならともかく、自宅のネットワークでは良くある話。

そんな時にコマンドプロンプトだけで、
「使われているIPアドレスの一覧を表示する」テクニックを発見。

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i && arp -a 192.168.0.%i >> ping.log
※192.168.0. の部分は自分のセグメントに合わせること。

こうすると、全てのアドレスに対してPING送出を行って、その結果をping.logに保存する。
ping.logの保存場所はコマンドの実行場所。
なので、デフォルトだとログインユーザのマイドキュメントの中。

これは結構便利。
前回の続きです。

配線を済ませたLANケーブルの先端を終端加工します。
やることさえわかっていれば、大した作業ではありません。


まずは、LANケーブルの皮膜を下記のように剥きます。
こんな感じですね。
尚、最後に使う「かしめ工具」の中には、皮膜を簡単に剥ぐカッターが付属しているものもあります。
うっかり中の線を切断することが無いので、安心ですね。
R0013021.JPG


次に導線8本の「くせ」を直し、次の順番に並べて下さい。
「くせ」は導線の根元の方からグネグネと力を加えて曲げると、簡単に直ります。

オレンジ(白) > オレンジ > 緑(白) > 青 > 青(白) > 緑 > 赤(白) > 赤 の順です。
緑と青の順番は間違えやすいのでご注意!
導線の並び


順番に並べたら、そのまま端子に差し込んでいきます。
この際、導線の皮膜を剥ぐ必要はありません。
端子の先端部分が鋭利になっており、かしめ工具でかしめた際に皮膜を剥ぐ仕組みになっています。
導線を端子に差し込んだ図


奥まで導線が届いたら、抜けないように押さえつつ、かしめ工具でかしめます。
場所を合わせてガシッとやってみましょう。
かしめる


ケーブルの終端加工は、これでおしまいです。