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【比較】Planar 50mm/1.4 と Nokton 58mm/1.4

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フジヤカメラで標準レンズの撮り比べをしました。

レンズは、名玉と呼ばれる以下の2つです。
●カール・ツァイス Planar 50mm/1.4 ZF.2
●フォクトレンダー Nokton 58mm/1.4 SLII


同じコシナ製レンズですし、レンズの構成も同じということで、
写りも似たようなものかと思っていましたが、
思いのほか、趣向の異なるレンズの様です。

サンプルは、いずれも開放端での撮影です。
画角の違いはカメラ位置を動かして調整しています。
※絞った写真も撮ったのですが、店内で手持ちだったため、
 手振れが酷すぎて見せられたものじゃありません。


1.展示ケースの角) Planar 50mm/1.4 ZF.2
01.Planar.jpg

1.展示ケースの角) Nokton 58mm/1.4 SLII
01.NOKTON.jpg

Planarの方は画面右端のボケが顕著です。
一方、画面中央のフレーム角の左側(ボケている床)のボケ味を見ると、
Noktonの方が気持ちよい表現になっています。


2. カメラケース) Planar 50mm/1.4 ZF.2
02.Planar.jpg

2. カメラケース) Nokton 58mm/1.4 SLII
02.NOKTON.jpg


同じ1.4のレンズではあるのですが、
Planarの方が被写界深度が非常に浅い印象です。
フォーカスを合わせるのに慎重になりました。
その分、ボケも盛大に出ています。

Planarのボケはふわっと消えていくように滑らかに融けていきます。
一方、Noktonはすっとした感じで落ち着いた味わいを見せます。

個人的にはNoktonのボケの方が好みです。


また、コーティングの違いによるものか、
Planarの方がイエローが強く出るようです。
この辺りは被写体によって、好みが分かれるところでしょう。

あくまで「試し撮り」の撮影なので、
これ以上の比較はできませんでしたが、
限られた間の撮影でも、これだけの差がわかるとなると、
フィールドではずっと異なる味わいが
楽しめるのだろうと思いました。


比べてみて、自分で使うとしたら、Noktonだと思いました。
写りの傾向の好みもありますが、2万以上の値差があることを考えると、
Noktonのパフォーマンスは非常に高いと感じます。
COSINA VoightLander NOKTON 58mm F1.4 SL II
COSINA Zeiss PLANAR T*1.4/50mm ZF.2

planarで、こってりとしたボケ

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省中、良い霜が出て綺麗だったので、
氷点下の寒空の下、NEX + planar を持って撮影に。

そこでの一枚。

少し離れて、開放気味に撮影したところ、
こってりとしたアーティスティックなボケが。

こんな派手なボケが出ることがあるのかとびっくり。
2011-01-02_001-mini.jpg


これは「何ボケ」と言われるものなんでしょうね。

【比較】Sony E18-55mm/3.5-5.6 と planar 50mm/1.4

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せっかく期待のツァイスレンズを購入したわけですので、
標準レンズとの撮影比較を行なってみました。

NEXのレンズはズームレンズを使います。
広角レンズの方はパンケーキパンケーキ叫ぶ消費者のために
「おまけ」で作った感の強いレンズでして、
正直、力を入れたレンズとは思えないからです。

さて、では標準ズームレンズのサンプルです。

sony.jpg

ハイライトが飽和している雰囲気はありますが、
華美な表現も無く、バランスは良いように思いました。
ただ、全体的に黄色っぽくなる傾向があるようです。


さて、ではplanar 45mmではどうでしょうか?

planar.jpg

レンズが明るい分、絞りを稼げているので、背景のボケが綺麗に出ています。
なのにも関わらず、花びら周辺のピントが標準レンズよりもキリリと締まっています。

また、アンダー部分の処理もplanarの方が優れているようです。
左下のプランターの土や右下の葉っぱの下などを見てみると、
標準ズームでは色が潰れてしまっているところがきちんと描かれています。

色の表現もplanarの方が優れています。
葉っぱの緑はこちらの写真の方が現物に近い発色でした。



■総括
まともに勝負させると、planarの写りに軍配が上がります。

ただ、標準レンズの方も思ったりは悪い映りではありません。
携行性やズームの汎用性を考えると使いやすいレンズだと思います。

また、このplanarは絞りによって、コントラストが激しく変動する傾向があります。
開放のF2?2.8 の映りと 5.6?8 の映りではコントラストに明確な違いがあり、
撮るシーンを選ばざるを得ないレンズのようです。

これ一本あれば全部オッケーというレンズではなさそうなので、
標準レンズとセットで持ち歩くのが正しい運用のように思いました。

NEXとplanar

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NEX-5を買いました。

・・・が、カメラ好きとしては、純正レンズの少なさは寂しいところ。

一方で、ミラーレス化によって、マウントアダプターの選択肢ができたのは
とてもとても面白みがあります。

早速、CONTAX Gレンズのマウントアダプターを購入しました。
はめ込んだのは、planar 45mm/2。

NEXとPlanar45mm.JPG

なかなかのスタイルです。

標準のPフィルタはモノコートですので、
マルミやケンコーのマルチコートの保護フィルターにすることをお勧めします。
結構、面間反射によるコントラスト低下が目立ちます。


Gレンズはフォーカスリングが無いモデルのため、
マウントアダプターのリングを回してピントを合わせます。

NEX側にMFアシストという画面上の一部を拡大表示する機能があるため、
ピントはドンピシャで合わせることができます。

NEX-C_011.JPG

レンズの解像度の高さと相成って、クッキリとした写りですね。


また、ボケ味も優れた性能を発揮しています。
この辺りはAPS-Cとマイクロフォーサーズの違いを感じます。

小樽1.JPG

サンプル用に撮った写真です。
絞りは解放(F2)。

小樽2.jpg

拡大したものです。浮き立つようなボケが楽しめます。


標準で付いてくるレンズとの比較写真です。
NEX-Original.JPG
こちらは純正ズームレンズ。

NEX-Zeiss.JPG
こちらはplanar。

三脚で固定しているので、レンズの画角の違いのみです。
レンズが明るい分、絞りを開けることができました。
あいにく、天気が悪かったので、色はイマイチです。

NEXには様々なマウントアダプターを付けることができますから、
今後は別のオールドレンズも楽しんでいきたいと思います。

Class10 32GBでこの価格とは。

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