Notebook Webでタグ「APフォトガイダー」が付けられているもの

これまで写真と言えば、花と風景でしたが、昨年より天体撮影にも手を出し始めました。

やるからには、ある程度まともな写真が撮れるように取り組んでいきたいところですが、天体用の機材は大きく、まともに揃えると置く場所がありません。
そこで、まずは手持ちのレンズを望遠鏡代わりにすることとして、長時間露光を可能とするために、赤道儀を購入することとしました。


1) 赤道儀:Vixen APフォトガイダー

非常に悩みました。
 
ポタ赤と呼ばれるコンパクトな赤道儀があり、当初はポタ赤の小ささや可搬性の点に魅力を感じ、いろいろと比較をしていました。
 
その上で、知人にユニテックのSWAT200を借用し、実機で撮影しました。
30秒の露光でも追尾(赤道儀)の有無で仕上がりに違いが出るものですね。

星空(SWAT200)


2晩も使うと、自分なりの課題点がすぐに見えてきます。
 
赤道儀を使うにあたって、赤道儀の軸を北極星に合わせる作業があります。
SWAT200の極軸は外付けタイプになっていて、ファインダーが覗きにくく、初心者の私はこれに一番苦労しました。これをなんとかしたい。

ポタ赤は、どれもほぼ同じような形状となっていますが、APフォトガイダーは軸の中にファインダーが収納されており、これを簡単/正確に行うことができます。魅力的なポイントです。

 
一方、APフォトガイダーと同額あるいは安価に、より多機能な赤道儀を購入することもできました。
例えば、セレストロンのAdvanced VXは自動導入の機能もあり、入門機としてはこちらの方が推奨されます。 
それでもAPフォトガイダーを選んだ理由は、利用できる電源の違いです。

一般的に赤道儀の電源はボックス型のバッテリー(例:CELESTRON Power Tank7)で、場所も運用もそれなりに気を遣う必要があります。
 
APフォトガイダーはUSBモバイルバッテリーで動作する(※)ため、スマホ用のバッテリーがあれば電源を賄うことができました。
この点は非常に魅力的に映りました。
cheero Power Plus 3で動作確認済み。


2) 雲台:SIRUI K-30X

通常の撮影と違い、斜めに機材を支える必要があるため、小型の雲台では力不足になります。
そこで、安価で評判も良いSiruiの中型モデルを購入しました。


3) レンズ:TAMRON SP 150-600mm F5-6.3 Di VC USD(A011)

カメラ用のレンズですが、安価な天体望遠鏡を買うのであれば、このレンズの方が写りが良いと考えられます。
ただし、倍率を上げた撮影はできないため、フルサイズカメラだと最大12倍にしかなりません。
もともと持っていたレンズなので、出費はゼロです。


さて、この機材を使い、撮影した写真が以下です。

アンドロメダ星雲
アンドロメダ星雲.jpg
600mm f/6.3 Nikon D810 ISO3200 75秒

オリオン大星雲
オリオン大星雲.jpg
600mm f/6.3 Nikon D810 ISO3200 30秒


正直、自分が持っていたレンズで、こんなに良く撮れるとは思っていなかったため、仕上がりには驚きました。

APフォトガイダーの北極星の導入のしやすさは格別で、SWAT200の半分以下の時間でセッティングが完了しました。
また、赤道儀そのものの安定性の違いもあり、構図調整もスムースにできます。
初心者から使えるとても扱いやすい製品だと思いました。

夏の夜空が待ち遠しくなります。

先日、VixenのAPフォトガイダーを購入し、天体撮影へ足を踏み出しました。
 
入門機とはいえ、10万を超える機材になりますので、大事に扱いたいところ。
そんなユーザーニーズを汲み取ってか、Vixenでは専用ケースを用意しています。
ビクセン APマウントケース
 
しかし・・・、高い上に作りが華奢でした。
うっかり踏んだらケースが歪みそうです。
運ぶのにはちょうど良さそうです。しかし、守るのには向いていません。
ちょっと買う気になれませんでした。
 
 
APフォトガイダーは、赤道儀の中ではコンパクトなものです。
市販されているハードケースで代替品にできるものがあるのではないかと思いました。

用意したのはこちら。
TRUSCO プロテクターツールケース
ケース外観
 
密封性のあるハードケースの中にソフトクッションが入っています。
クッションはブロック状になっていて、プチプチと切り離して自由に形を作っていきます。
クッション
 
クッションを指で強く引っ張ると、その部分のクッションが抜けて隙間ができます。
これの繰り返しで収納スペースを作っていきます。とても簡単です。
開梱から30分程度でケースが完成しました。

赤道儀本体、ポーラメーター、Starbook One、それと雲台付のスライドがぴったり収納できました。
納めたところ
尚、Starbook Oneとスライドの間は、クッション取り外し可能にしたスペースを作ってあります。
赤道儀駆動用のUSBモバイルバッテリーやケーブルを入れることを想定しています。
 
この状態で4,5回持ち出しをしましたが、中が崩れる様子も無く、出来栄えに満足しています。
車で、三脚がゴロンと転がってぶつかっても安心なケースが用意できました。

ケースでお悩みの方は、TRUSCO プロテクターツールケースで自作することをご検討してみてはいかがでしょうか。
 

Class10 32GBでこの価格とは。

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