Notebook Webでタグ「センサーサイズ」が付けられているもの

基礎編2:カメラの選び方(画素数)

|

基礎編2では、一般的にカメラの実力として広く認知されている画素数を取り上げます。

画素数は、1,000万画素などと表現され、1つのセンサー上にある素子の数を示します。

数字が大きいほど、高解像度になります。
つまり、よりきめ細かい写真が得られるようになります。

図2. 画素数の違い


前述した通り、画素数が大きければ精細な写真が得られるようになります。
そのため、画質における画素数の割合は決して小さくはありません。

しかし、解像度だけではない、本質的な画質が求められる写真においては、
高解像度=高画質ではない点をきちんと理解しておく必要があります。

以下の図3をご覧ください。
センサーサイズを畑と仮定し、画素数をひまわりの数に置換えています。


図3. 画素≠画質


畑の大きさはどちらも同じです。
ひまわりを500万本植えるか、1000万本植えるかの違いです。

当たり前ですが、1000万本の畑の方が得られるひまわりの数は大きくなります。
その一方で、1000万本の畑では、収穫するひまわりを増やすために
ひまわりとひまわりの間隔を狭くとっています。

この時、太陽からの光を十分に受けて、力強い花を咲かせたひまわりは
500万本の畑と1000万本の畑のどちらに多いでしょうか?


同じことがセンサーにも言えます。

高画素になると、解像度が高まり、写真はきめ細かくなります。
その一方では、画素の受光量が減り、1つ1つの画素が得られる画質は低下します。

このような問題があることから、解像感が求められる風景写真においても、
一概に高画素が良いとは言い切れません。

「大は小を含む」ではありませんので、最終的にプリントするサイズを考えて、
それに合わせたものを選択することが大切です。

尚、A4一杯に印刷をする程度であれば、1000万画素もあれば必要十分です。

- - - - - - - - - -

■1600万画素と優れた画像エンジンを搭載。気合入れて始めるなら、ぜひこの1台で。


■1800万画素でAPS-Cの中でも画素数を追い求めたモデル


■コンパクトなボディに1600万画素のバランスの良いセンサーを積んだNEX


一眼デジカメに初めて手を出そうとされている方向けに
写真撮影の基礎知識やテクニックの公開を行います。

時間のある時、気が向いた時に更新を行います。
そのため、更新は不定期な点をご理解下さい。

- - - - - - - - - -

写真の世界に入られるにあたって、カメラに何を選ぶかという点は重要です。

当然、目的や予算によって、最適な機材が変わりますので、
最初にこれらの違いについて理解したうえで、撮影に臨むと後々後悔しません。
そこで、まず初めに、機材を比較するポイントについて説明を行いたいと思います。

1) センサーサイズ
デジタル一眼における大まかな分類は、
レンズからの光を受光するセンサーサイズによって行われることが一般的です。

センサーサイズを大まかに分けると、次のように分類できます。
・コンパクト(1/1.8 ? 1/2.3インチが代表的)
・フォーサーズ
・APS-C
・フルサイズ

図1. センサーサイズの違い

センサーサイズの違いは、写真の写りを左右する大きな要素です。
基本的にはセンサーサイズが大きい方が写りに対してプラスに働くと考えて、差し支えありません。

その観点で、図1をご覧下さい。
コンパクトとフォーサーズとの間において、大きなサイズの違いを認められると思います。
この差は大変大きく、解像感や色乗りといった基本的な実力の違いに影響しています。
『ボケ』などの基礎テクニックを使うためにもフォーサーズ以上のセンサーを選ぶべきでしょう。

他方、APS-Cとフルサイズとの間のセンサーサイズの違いも大きく見えます。
この差は実質的には大きくありません。
センサーサイズの違いは、絶対量ではなく、相対的な倍率で見るべきだからです。
コンパクト:フォーサーズは、1:3ですが、APS-C:フルサイズは、1:1.5となり、センサーの大きさは0.5しか変わりません。

一般的にはAPS-Cクラスであれば、風景撮影用として十分な画質が得られます。
基本的な性能が優れているのはもちろんですが、交換レンズなどのオプション品の充実度や
周りにユーザが多いという観点からも、最初はニコンかキャノンをおすすめします。

- - - - - - - - - -

■価格と性能のバランスに優れた扱いやすいミドルクラス


■入門機として評価の高いX4

■手軽に持ち運べるものであれば、フォーサーズも選択肢となります。

Class10 32GBでこの価格とは。

タグ